WEBやDVDをバースがつくる理由

DVD

雑誌の編集制作会社が、なぜウェブやDVDを作るのか? 疑問に思われる方もいらっしゃると思います。確かにそうですよね。媒体も構造が違いますし、完成するために必要な技術も違います。
しかし、企画編集という作業は同じなんです。私たちのこだわり「得たい結果を得る」からすると、ウェブやDVDを発信することで何が得られればいいのか?に忠実になるだけです。「誰に」「何を」「なぜ」が分かれば、「どうやって」を考えることは私たちの真骨頂。雑誌作りと同じように企画、構成、素材の提案を行い、台割を作るようにページ割やタイムスケジュールを作り、原稿を起こすようにシナリオを書きます。雑誌とは、工程や技術が一部変わりますが、つくるという軸は同じ。編集という作業はあらゆる仕事で必要なのではないかと考えます。

【 WEB 】

誌面が平面なら、ウェブは立体と言われます。デパートのように、階層ごとに売り場のテーマやカテゴリーが違い、同じフロアでコンテンツが展開します。例えば、1階はバラエティ売場。化粧品、バッグ、靴、アクセサリーなど、特に女性客がスッと入りやすく構成されています。それはウェブで言うと、TOPかもしれません。分かりやすいメニューや魅力的なキャッチ、お得感やTOPIC感のあるバナーで、お客様の気分をUPさせ、「さあ、どこから行こうか!」とワクワクさせることも大事です。また、お目当てがはっきりしているのに、フロア案内(メニュー)や催し物(バナー)を見ても、それがどこにあるのか分からない場合は、コンシェルジュに聞きます。つまり、キーワード検索ですね。
ウェブにおいても「得たい結果は何か」が一番重要。そのための企画とページ構成、各ページの見せ方や作り方(文章、見出し、キャッチ、タイトル付け、デザインや写真、イラストのディレクション)には誌面同様に編集が必要です。しかも、ウェブの構造をよく知った編集者が必要です。私たちバースは、設立当初からウェブ制作に取り組んでいます。それは、当時、まだウェブがいわゆる「おたく」と呼ばれたウェブデザイナーによるもので企画が弱かったからです。バースの設立者は二人ともが90年代からウェブの可能性を感じ、言語をマスターし、ウェブ制作を行っていました。これも私たちがウェブに関わる大きな所以でもあります。

WEB

【 DVD 】

DVD

映像の持つ力は、“リアル”を伝えられ、“イマジネーション”を無限に広げられる点。さらに、動画共有サイトを使えば、「感じる」という共通言語で世界中の誰かに簡単に何かを感じさせることができる。映像とは、一瞬で人の心をつかむこともできる素晴らしいツールだと思います。
私たちは、この「感じる」という心の動きを日頃から意識し、編集に携わっています。「得たい結果を得る」ためには、読者に感動を与え、行動を変えてもらうことがカギだからです。
また、私たちが映像に関わるもう一つの理由は、もともと映像の世界にいた者が在籍していることです。映画やドラマの企画者として映像化に向けた原作探しや、シナリオのためのプロットやキャスティング、を行っていた者や、現場でADとして関わっていた者。映像でも、意図に沿って切って繋げる「編集」という作業があるように編集力が必要なのです。映像も誌面も、つくり手としての鍛錬や経験を積み、そのつくり手に、ものづくりのへのキチンとした想いや姿勢があってこそ、成立するものだと思っています。

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